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造形作家・山本大介氏のこと

~モダンアートにおけるパンク性~

造形作家・山本大介氏とのコラボ作品、それがPunk Pylonです。

山本氏とは、彼は彫刻の分野で、私は音楽の分野で、アートの歴史を学び、スキルや書法を学び、美学を学び、行事としての作品制作と発表に取り組みながら、現代芸術(モダンアート)とは何か?を模索していましたが、私たちの共通の関心は「Punk」(パンク)でした。

真面目な私たちは、二人とも大学のカリキュラムには無い事柄に関心が高く、彫刻における石や木、ブロンズや粘土といった素材ではない彫刻作品に対して、音楽におけるロックやパンク、エレクトロやテクノ、ジャズやボサノバ音楽に対して、アカデミズムはどんな評価を与えるのだろうか?という疑問を共に抱いていました。

思い出されるのが、クエンティン・タランティーノの「Kill Bill」シリーズや、「ターミネーター」シリーズが公開されると二人で映画館に赴き、独特の「B級」テイストと呼ばれる雰囲気を心ゆくまで味わい、これらの作品や監督への高い評価は一体どこから来るのかを議論するのが、とても心地良い楽しみでした。

そしてお互いにいつか自分たちの作品でも、タランティーノのような評価を獲得しようぜ!と誓い合い、彫刻と作曲の制作活動を続けながら機を伺ってきました。そしてついに初のコラボレーションが実現したのが、“Punk Pylon”です。

Punk Pylon(©︎山本大介 2019)
藤屋画廊にて
Punk Pylon(©︎栗林琢也 2019)

私にとっては、自分の音楽の枠を打ち壊すような曲となりました。枠を壊すといっても、悩み苦みながらでは無く、わんぱくな悪ガキが痛快ないたずらをするような、ある種の露悪的なイメージや、破壊神が降りてきたようなイメージで、楽しみながら曲を作っていきました。それが出来たのは、お互いに認め合う関係があってこそ出来ました。これからも面白いコラボレーションをして行きましょう。

以下のYoutubeのサイト内にて、Punk Pylonのプロモーション映像がご覧いただけます。

https://youtu.be/pd5qCTGq9j4(Punk Pylonプロモーション映像)

以下のサイトにて山本大介氏が自身の作品を販売しています。    どうぞご覧ください。

https://kesuida.thebase.in(Base内 山本大介氏のページ)

9月の鳩市ライブを終えて

Carmina、マルシェ鳩市に参加させて頂きました。

Yasmineこと歌手の加藤希とTakuこと作曲家の栗林琢也による、歌とキーボードの音楽ユニットCarminaは、オリジナル・ソングを沢山の方にお聴き頂けることを目標に演奏活動をしています。またYasmineとTakuのソロでのオリジナル音楽の演奏パフォーマンスも行い、魅力をもっと良く知っていただけるよう、頑張っています。

さて先日9月8日(日)に、私たちCarminaは、武蔵野台にある車返団地のスープカレー屋さん「鳩時計」にて定期的に開催されるマルシェ「鳩市」にて、野外演奏パフォーマンスをさせていただきました。マルシェは、一時は台風による急な雨に見舞われたものの、終始お客様が途切れず、長閑に賑わっていました。

車返団地でのマルシェ「鳩市」の賑わい

今回私たちは、「君とお出かけ」(©️Carmina2016)と「タガメの歌」(©️Carmina2019)の再演と、YasmineとTakuが各自でソロのオリジナル曲を演奏致しました。「君とお出かけ」はCarminaの十八番で、自転車に乗って親子でお出かけをする楽しさをテーマにした明るい歌で、初演以来ずっと好評を博しています。「タガメの歌」は、初演は今年7月7日に行われた多摩川の「ミズベリング」(=水辺リング)というイベントに臨んで作った曲で、絶滅危惧種の「タガメ」のメスの生き様を通じて、生きる命の尊さを高らかに歌い上げようという意欲作です。そして、この曲は、Yasmineがタガメに成り切って歌うべく、造形作家の山本大介氏制作の「タガ面」(=タガメのお面)と、デザイナー倉本真衣氏制作のオリジナル・コスチュームを纏って歌います。こちらもパフォーマンスを大いに盛り上げてくれます。いずれの曲も皆様に楽しい愉快な気持ちになっていただける自信がある歌です。

Yasmineがタガメに成り切って熱唱。タガ面が金色に輝いていますね。
Yasmineの腰には羽根が

私たち二人とも最近Macを新調しました。そのことで各自が作成したGaragebandのデータを共有できると解ったので、今回のライブパフォーマンスでは、セットリストを1曲ずつYasmineの新品のMacbookのGaragebandファイルで作成し、1つずつファイルを開いて演奏するという方式で行いました。お互いのソロ曲の音環境の擦り合わせを計ることが出来流ようになって、今後、Garagebandでの共同制作の新曲が生まれるかも知れません。ご期待ください。

演奏後、お客様から「素敵な演奏でした」「なんか良い音楽でした」という感想をいただきました。大変嬉しいです!私たちCarminaの力だけでは、良い音楽パフォーマンスは出来ません。偏に皆様が私たちの活動やパフォーマンスのアイディアに対して、心温かい応援を寄せて下さったことが、充実した良い音楽パフォーマンスの実現に繋がりました。

皆様本当にどうもありがとうございます。まだまだ未熟なCarminaですが、皆様からの応援を励みに、もっと成長出来るよう頑張りますので、これからも温かい目で見守って頂けますよう、どうぞよろしくお願い致します。Carmina_Taku

_光_Carmina_Taku

海を泳ぐ魚のように、響きの海を泳ぎ回ろう。
聴きたい音を求めて。
どこへでも行ける。妨げるものは何もない。正しいとか正しくないとか関係ない。
怖がらずに。好きな気持ちに真っ直ぐに。

2018年 夏のコンサート

2018年7月29日(日)ピアノ発表会が終わりました。

本番の演奏を頑張りました♪

生徒の皆さんは、とても良く頑張りました。リハーサルが台風でキャンセルになってしまい、当日はぶつけ本番となりました。さまざまな準備不足から来る不安を抱えつつ、勇気を出して演奏に集中し、不安を振り切りました。

プログラム♪

ひとりずつソロの演奏の発表と、連弾や歌とチェロとの合奏に挑戦しました。ソロの曲は、トンプソンやカバレフスキーやブルグミュラーや「私はピアニスト」から選曲しました。合奏曲は、生徒自身が好きだと思う曲、弾いてみたい曲を選曲しました。バッハの「主よ人の望みの喜びよ」は、原曲の管弦楽の合奏の音を意識して、キーボードのオーボエの音色で演奏しました。また、前回に続いて歌手の加藤希先生とチェロを交えて、映画「サウンド・オブ・ミュージック」から「エーデルワイス」、映画「白雪姫」の「いつか王子様」、オペラ「メリー・ウィドウ・ワルツ」などを楽しく合奏しました。

発表曲の中から♪…ソロ ベートーヴェン「ソナチネ」へ長調

ベートーヴェン「ソナチネ」へ長調
演奏:Sちゃん

発表曲の中から♪…連弾「小人が森に立っている」

フンパーディンク「小人が森に立っている」
ヤマハのテレビCMでお馴染みですね。男子の生徒のRくんとKくんのピアノ連弾による熱演です。

発表曲の中から♪…歌と連弾

「サウンド・オブ・ミュージック」より「エーデルワイス」
ピアノ連弾:SちゃんNちゃん うた:加藤希 チェロ:河村治

客席からの声♪

☆お天気に恵まれて良かったね。

☆アットホームで温かい会でしたね。かつ、先生やチェロの方の演奏、加藤さんの歌声が聴けてとても充実した時間でした。娘も、いろんな音楽に触れられて良い顔をしていました。先生、本当にお疲れ様でした。

☆生徒さんたち、皆さん伸び伸びと音楽を楽しんでいました。

☆栗林さんが演奏するモーツァルトを聴いて、ハーモニー、メロディー、音楽に対する愛情がひしひしと伝わってきました。

☆タッチがしっかりしていること。リズムの取り方が正確なことがあげられると思います。アンサンブルに小さい頃から取り組んでいる成果だと思います。私も連弾やりたいなぁ。

☆栗林さんの熱意が子供達の演奏を通して伝わってきました。プロの方を入れたりして、会の構成も良くて楽しめました。

☆皆さんのピアノのタッチに、驚きました。フォルテとピアニッシモを彼らなりに、表現しようとしていました。

☆本当に楽しく聴かせていただきました。子供たちの真剣な様子は微笑ましく、心配そうに見守る栗林さんもとても良い感じでした。本当に心和む楽しい時間でした。

☆のびのび暖かな眼差しで育てている生徒さんの発表会は、栗林くんらしくて、とても良かったと思います。

2018年 発表会プログラム

1. エルネスト・ヴァン・ド・ヴェルド「ブルターニュの小唄」

2.メトドローズ「夜の歌」

3.ハイドン「びっくりシンフォニー」より

4.トンプソン「雨さん屋根から」

5.プールトン「オーラリー」

6.ベートーヴェン「トルコ行進曲」より

7.シューベルト「野ばら」より

8.フォスター「スワニー河」

9.ブルグミュラー「アラベスク」

10.カバレフスキー「ピエロ」

11.カバレフスキー「小さな丸いパン」

12.チャイコフスキー「舟歌」より

13.バッハ「メヌエット」

14.クレメンティ「ソナチネ」

15.ベートーヴェン「ソナチネ」へ長調

16.ブルグミュラー「天使の声」

17.ショパン「ワルツ」No.10 Op.69-2より

18.モーツァルト「ピアノソナタ第11番イ長調」K.331

19.ボヘミア民謡「ぶんぶんぶん」

20.団伊玖磨「おつかいありさん」

21.エルガー「愛の挨拶」

22.リチャード・ハマースタイン「My Favorite Things」

23.栗林琢也「空を飛ぶ夢」

24.フンパーディンク「小人が森に立っている」

25.バッハ「主よ人の望みの喜びよ」

26.リチャード・ロジャース「エーデルワイス」

27.フランク・チャーチル「いつか王子様が」

28.フランツ・レハール「メリー・ウィドウ・ワルツ」

2017年 夏のコンサート

2017年7月23日(日)に、発表会は無事に終わりました。

発表会を楽しく頑張りました。

毎日積んできた練習の成果を、頑張って楽しく発表しました。緊張はしたけれど、勇気を出して演奏しました。

プログラム♪

バイエル中程度の曲を中心に、「私はピアニスト」、ブルグミュラー、モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」などを発表しました。「アイネ・クライネ〜」を弾いたRくんは、この曲のイントロを聴いただけですぐに気に入り、発表会で弾くことに決めました。

後半は、歌の希先生とチェロの河村治先生を交えて、歌とピアノの合奏を発表しました。そして自己紹介の歌として「山の音楽家」を生徒のみんなで歌って合奏しました。「わたしゃ音楽家◯◯です。上手に△△を弾いてみましょう〜♪」という歌の◯◯に名前を当てはめて、△△には、それぞれが弾いてみたい好きな楽器を当てはめて、「キュキュキュッキュッキュッ」の部分をそれぞれの楽器で演奏しました。そして初めての連弾で「星に願いを」を歌とチェロとで合奏しました。アンコールには「星に願いを」をもう一度、今度は会場にお越しの皆さんの合唱の歌声と一緒に演奏しました。

発表曲の中から♪…ソロ

ブルグミュラー「スティリアの女」Sちゃんの演奏です。
モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」より 
Rくんによるピアノ編曲版の演奏です。

発表曲の中から♪…合奏

「星に願いを」
ピアノ連弾:RちゃんとSちゃん 
うた:加藤希 チェロ:河村治 コーラス:会場のお客様!
「星に願いを」の合奏の様子
ピアノ連弾:RちゃんとSちゃん 
うた:加藤希 チェロ:河村治 コーラス:会場のお客様!

客席からの声♪

☆子供たち成長がとてもほほえましく、嬉しい時間を過ごさせていただきました。

☆とても一生懸命、しっかりとした本番だったと思います。練習した努力が見える素敵な演奏でした。指導の賜物ですね。子供達が先生を信頼していることがよく解ります。

☆本人たちも舞台での演奏が大きなステップとなった様で、今後の練習意欲にしっかりつながって行けたらと思っております。

☆子供達が一生懸命演奏している姿がとっても可愛らしく、温かな雰囲気の中での素敵な演奏会だったね。先生の人柄がお教室の雰囲気に出ているんだなと思いました。

2017年 発表会プログラム

1.ボヘミア民謡「ぶん ぶん ぶん」

2.渡辺茂「ふしぎなポケット」

3.ハリオット「美しい流れ」 田丸信明「こどものための名曲集」から

4.グルリット「かわいい踊り」

5.バスティン「かわいいインディアンのランス」

6.モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」より (編曲:栗林)

7.ロバート・ペース「きつねをつかまえよう」

8.栗林 琢也「笑顔でおはよう」

9.バッハ「メヌエット」

10.ブルグミュラー「スティリアの女」

11.バイエル上巻「26番」

12.シューベルト「こもりうた」

13.ドイツ民謡「かわいいオーガスティン」

14.バイエル下巻「ガボット」

15.ツェルニー「かわいいワルツ」

16.S・マイカバル「おどぎばなし」

17.バッハ「目覚めよ!と声が聴こえ」

18.リー・ハーライン「星に願いを」

19.サン・サーンス「白鳥」

20.ドイツ民謡「山の音楽家」

21.カルミナ「君とお出かけ」

22.Rくん「おかしなこともあるもんだ」

23.久石譲「さんぽ」

2016年 初めましてコンサート

2016年3月27日(日)栗林ピアノ音楽教室の初めての発表会を開催致しました。

初めての発表会の開催♪

栗林ピアノ音楽教室を開設した2012年の7月当時は、生徒さんは2人だけでした。そして2016年3月27日(日)現在、4人の生徒さんたちがピアノと音楽を学んでいます。この度、みんな頑張って練習を積んでいて成長が著しいので、思い切って発表会を開催し、舞台演奏の経験を通じて、さらに一段と上手になってもらおうと思いました。

プログラム♪

今までは、課題曲はレッスン内で弾ける様になれば、それで合格として次の課題へと進んでいましたが、発表会での演奏に向けた練習をするとなると、お客様の前で1人で演奏することになるので、レッスンではより細かい注意が増えます。それによって、今までに意識しなかった新しい観点から楽譜を丁寧に練習することになり、それがピアノの上達につながっていきます。

プログラムは、バイエル初級レベルの曲を中心に選曲することにしました。生徒一人一人の性格に合う曲で、かつ舞台で演奏する独特の緊張と不安を初めて体験することを考えて、あまり一人一人のレベルより少し簡単な曲を選びました。

中盤ではゲストの歌手加藤希先生の歌を交えて、歌とピアノと楽器の演奏をしました。「アナと雪の女王」では、鉄琴の演奏と一緒に、ハーモニック・パイプ(掃除機のホースの様な管で、大きく振り回すと風が唸ってヒューヒューいう音が出せる不思議な楽器)を効果音として演奏しました。

発表曲の中から♪…ソロ

シューマン「メロディ」「若者のための」より
Rくんの演奏です。
モーツァルト「メヌエットとトリオ」K.1
Sちゃんの演奏です。

1.バイエル上巻「16番」

2.「いちばんぼしみつけた」

3.「貨物列車」

4.「むすんでひらいて」

5.バイエル上巻「おどり」

6.T・サリュトンスカヤ「まきばのひつじかい」

7.D・レヴィドア「こもりうた」

8.バイエル上巻「32番」「雨」

9.栗林琢也「見つけた そー」

10.モーツァルト「メヌエットとトリオ」K.1

11.ニューバイエル上巻「きらきらぼし」「58番」「59番」「森のきつつき」

12.シューマン「1.メロディ」〜「Album für die Jugend」Op.68から

13.シューマン・リスト「献呈」Widmung(君に捧ぐ)

14.「雨に唄えば」〜映画「雨に歌えば」から

15.「On My Own」〜映画「レ・ミゼラブル」から

16.シューベルト「野ばら Heidenröslein」

17.シューベルト「溢れる涙 Wasserflut」〜「冬の旅」から

18.加藤希+栗林琢也(カルミナ)「椿」

19.加藤希+栗林琢也(カルミナ)「Heos〜夜明け」

20.「小さな世界」

21.作詞作曲/Rくん「電車に乗ったら」

22.「ドレミの歌」

23.「Let it go」〜「アナと雪の女王」より

24.「思い出のアルバム」