2023年 3月 の投稿一覧

プラネタリウム・コンサートは無事に終わりました。

 この度、名栗げんきプラザにて、2020年、2021年に続き、プラネタリウム・コンサートが開催され、そこで音楽を演奏する機会をいただき、クラシック・ピアノ曲、ポップス・ソング、オリジナル・ソングをプラネタリウムの投影と合わせながら演奏させていただきました。そして3月の春の星座や惑星や天文解説、手作り楽器の合奏というプログラムを、スタッフの皆さんとお客様とで一緒に作り上げることが出来ました。貴重な経験をどうもありがとうございました。

 コンサートのプログラムの前半は、3/24日に金星食という天文現象が起こることに注目し、ドビュッシーの「月の光」とホルストの「金星」を中心に考えました。後半は、お客様も一緒になって楽しむ曲として、カルミナ・オリジナル曲「空を飛ぶ夢」とJ-POPでadoの「新時代」を中心に考えました。そして場面が夕方から夜になり、夜が明けて昼間へ移り変わり、しっとりした曲から活発な曲になるという流れを持った構成のプログラムで、最後はみんなで楽器を鳴らして音楽演奏をして盛り上がりました。プラネタリウムの投影機は、鮮明で迫力ある大宇宙を投影することが出来ました。赤や緑の照明やステンドグラスや草原、SF風の未来都市の投影によって、華やいだライブ空間を演出していただきました。

こちらで埼玉県立名栗げんきプラザさんのブログがご覧になれます。
https://bit.ly/3z15TnD

 何よりも、コンサートに足を選んで下さったお客様には、心から深く感謝致します。休憩中や開演時間までの待ち時間に、客席を回ってお客様に声掛けをさせていただきました。その際、お客様がこちらの問いかけに快く応えてくださり、お互いの緊張感がほっと緩んで和やかな雰囲気になりました。アガってしまったり、演奏中はピアノの譜面台からiPadが墜落して鍵盤にぶつかるハプニングがあったりしましたが、皆さん温かい拍手を送ってくださいました。その温かい応援をいただけたことがとても嬉しく、一期一会のベストなパフォーマンスを目指して演奏させていただきました。

 そんなコンサートの制作期間は約一年に渡るものでした。スタッフの皆さんと話し合いを進めていくにつれて、少しずつパズルのピースがはまっていくようにコンサートの全体像が少しずつ明らかになっていきました。当日、スタッフの皆さんがそれぞれ1年に渡って保ち続けてきた「感動体験を届けるぞ!」というモチベーションが会場で一斉に爆発するような感じがあり、それは言葉にならない感動でした。

 今回は、プラネタリウム・コンサートに出演させていただき本当にどうもありがとうございました。

告知:プラネタリム・コンサートを行います。

この度、プラネタリウムで音楽コンサートをさせていただけることになりました。

日時:3月19日(日)14:00〜/会場:名栗げんきプラザ プラネタリウム館

満天の星空に包まれながら、ロマンティックな神話を聞いたり、宇宙の神秘的なエピソードに耳を傾ける。そんな素敵な体験ができるのがプラネタリウムの魅力です。今回、そんなプラネタリウムでコンサートをさせていただけることとなりました。そこで星や月をテーマにした音楽をピアノと歌で演奏し、素敵なプラネタリウム体験をお届けできるように頑張りたいと思います。

クラシックにもポップスには、星や月をテーマにしたとても魅力的な作品がたくさんあります。コンサートホールで十分にロマンティックに響くところを、もしプラネタリウムの星空の下で演奏したら、きっと驚くような未知の魅力的な響きが生まれるのではないかと予想しています。

特に今年の3月は、金星食(金星が月に隠される)という珍しい天体ショーが起こるので、月と金星に想いを馳せられるように演奏曲目を選びました。天文の専門知識を持つ解説員による天文解説もあり、心地よく星と音楽に包まれるひとときをお届けできることと思います。

演奏では、作品の1音ずつの音色を大切に、プラネタリウム空間での音の響きの広がりと、さらに想像の宇宙での広がりを意識したいと思います。後半には加藤希さんも登場をお願いし【カルミナ〜歌とピアノのユニット】の演奏もします。楽しい演奏会になることを期待しています!

「恋とはどんなものかしら?」をアレンジしました。

モーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」の第2幕第3場で、主人公ケルビーノが伯爵夫人に歌う「恋とはどんなものかしら?」というアリエッタをモチーフにアレンジ曲を作りました。

初恋、悲しい恋、楽しい恋、邪魔する恋、踊りたくなる恋、…人と人が巡り合って様々な恋のドラマが起こります。

モーツァルトは、明快なメロディにのせて、”Voi che sapete che cosa e amor, donne, vedete s’io l’ho nel cor.” と歌い、少年に恋が初めて芽生えて心が惑う様子を表現しました。

今回私は、恋の悲しさ、楽しさ、何度も恋へ挑もうとするエネルギーを、ボリウッド映画の愛のダンス風の音楽へまとめました。作品はステージ演奏で発表させていただきました。発表の場をいただけたことを深く感謝申し上げます。