その他

武満徹「小さな空」を編曲しました

武満徹の「小さな空」をソプラノとバリトンとピアノの編成に編曲しました。

武満徹「小さな空」は1962年にTBSラジオの連続ラジオ・ドラマ「ガン・キング」の主題歌として、作曲されました。黒人霊歌やウェスタン民謡を取り入れたメロディとハーモニーと、哀愁のある歌詞が心に沁みます。

親しみ易いジャズのハーモニーを使いました

喫茶店でのカルミナの演奏の報告

喫茶店での野外演奏

先日、府中乃森珈琲店で演奏を行いました。会場となったのは、府中の森公園内の美術館の一角にある喫茶店で、ウッドデッキの野外テラス席の一角に設営したステージでした。

ちょうど前日に降った雨を吸ったウッドデッキが湿って柔らかい感触でした。またぐるりにローズマリーの茂みがあり、爽やかな香りがただよっていました。

そして以下の曲目を加藤希の歌と私のピアノによって演奏しました。

1.Tea for Two (二人でお茶を)

2.金子みすゞの詩「をかしかひ(お菓子買い)」「をかし(お菓子)」

3.童謡「雨降り」

4.カルミナ「君とお出かけ」

5.加藤希「雨あがりのダンス」

6.坂本九「上を向いて歩こう」

当日は加藤希のお嬢さまが遊びに来て音楽に参加してくれました。おかげで終始笑いのある賑やかな演奏となりました。

野外演奏だったため、会場の横を散歩中の方がこちらの様子を伺ったり、足を止めて曲に耳を傾けてくださることもあって、とても気持ちが良かったです。

聞きに来てくださった友だち、お店にいらしたお客様、私たちカルミナの演奏にたくさん拍手をいただきまして本当にどうもありがとうございました。

「Moon Dance」でShall We ダンス?

オリジナル曲「Moon Dance」でダンスコラボレーションしました。

ADVENTUART vol.1で、オリジナル曲「Moon Dance」を、ダンスパフォーマンスのBGMで使用していただきました。

この曲は70年代〜80年代のディスコミュージックのスタイルで作りました。ズンタタ・ズンタタと刻む低音とひたすら正確に刻み続ける4つ打ちビートに乗って、可愛いメロディとハーモニーが移り変わっていきます。

パフォーマンスのシナリオは、日々に疲れた主人公がダンスによって自分を解放するというもので、そしてMoon Danceはまさに、主人公の心が解放される場面で使用されました。そして、曲の前半はぎこちなかったダンスが、曲が中盤で転調したあたりからダンスは活き活きし始め、曲の主題テーマが再び現れるとダンスは最高潮に至ります。ご注目ください!

Moon Danceで、最終日に即興ダンスコラボレーションとなりました。

アートイベントの音楽演奏が終了!

造形作家、ダンサー、音楽家でのコラボレーション・パフォーマンスが終了しました。

会場となったワンデースタジオは、大泉学園北口徒歩8分のダンススタジオでした。スタジオは白子川のすぐ脇にあり、川には草が青々と茂り、水がキラキラと静かに流れていました。

そんな長閑な風景のすぐで、今回、長閑さとは一味も二味も違う作家・山本大介の展覧会が開催されていました。棘だらけの黒塗りのパイロンが会場の真ん中に据えられ、ユニークな着眼点で世相をCynicalに皮肉った笑いをテーマとする作品が展示されていました。その上、作品や会場に蓄光テープが貼り巡らされており、消灯するとサイバー空間のような異空間が現れるような演出がなされていました。そして来場者にはブラックライトが配布され、暗闇で思い思いに蓄光テープに照射して、テープを輝かせる楽しい体験型アートとなっていました。

アートとダンスと音楽のコラボレーションパフォーマンスでは、Shall we danceに着想を得た、ダンサー2名によるドラマ仕立てのダンスパフォーマンスが行われ、その中で、ダンサー伊東祐輔によるソロ・ダンス&アクトのBGMに、私のオリジナル曲「Fire Bird」「Moon Dance」を演奏致しました。

そして続くパーティで、ご来場のお客様が美術作品を囲んで作品談義をされる中、DJプレイで音楽演奏をさせていただきました。

また、最終日には、急遽クロージングパーティが行われることとなり、再びDJを務めました。なんとこの日は、ご来場していたダンサーさんと、初対面ながら即興ジャズ・セッションをしていただきました!

聴き手の皆さんが目の前に居る前で自分の音楽を演奏するのは、緊張しますが腕が鳴ります。自分のときめき、あるいは不安と緊張感が音に乗せて伝わっていくことがとてもリアルに感じられ、また同時に皆さんの気持ちの高揚のアップダウンもリアルに伝わってきます。セッションでは、演奏者とパフォーマの双方にワクワクや期待感、強い肯定感が芽生えて小さな不安や緊張感を凌駕して膨らんでいく時、最高のセッションとなります。

ダンスと音楽によって、今回のユニークな作品の展示イベントが、よりビビッドにお客様に印象付けられれば良いと思います。

この度はご来場いただきどうもありがとうございました!

(告知)展覧会のナイト・ミュージアムで音楽演奏します。

展覧会のナイト・ミュージアムで音楽演奏が決定!造形作家、ダンサー、音楽家で、コラボレーション・パフォーマンスをします。

ADVENTUART vol.1 
DAISUKE YAMAMOTO Let’s Cynical!

展覧会の日程:2023年5月4日(水)〜5月10日(水)毎日13:00〜20:00
場所:ワンデースタジオ(大泉学園 北口徒歩8分)
料金:無料

音楽演奏の日程:
・5月4日(木曜)20:30から

・5月6日(土曜)18:30から

・5月10日(水曜)未定

音楽の展覧会での音楽演奏といえば、2021年のアーツ3331で開催された「サウンド&アート展」では、音が出る彫刻オブジェを展示して鑑賞する(彫刻を打ったり動かしたりして音を出して鑑賞)というコンセプトでした。3月に開催されたフェリス女学院大学の音楽学部でサウンドアート展「とけあうひびき」では、抽象的な美術作品のオブジェの展示と電子音響や笙の演奏のコラボレーションが行われた模様です。

音は耳で聴くだけでも、音が醸し出す雰囲気や心象風景が浮かんで楽しいですが、抽象的なオブジェを目にしながら意味深な音楽や音響を聴くと、より一層、非日常のイメージ世界へ深く没入できます。

今回のADVENTUART vol.1 では、曲はオリジナルの打ち込みのテクノミュージックを演奏予定です。

私の作る打ち込み曲たちは、テーマや雰囲気も異なり、コレといったジャンルの名が付かないのが作風です。しかし90年代〜00年代の国内外で流行った邦楽と洋楽ポップスの影響を受けているため、どこか聞いたことのある懐かしい響きもします。そして形式を気にせずに、音の楽しさを追求して作っていることが、形式や展開に自由さにつながっているようです。今回は、そうした小品をまとめて30分でひと繋がりの音楽体験として、お楽しみいただこうと構想しています。また、今回は3者のコラボレーションということで、どのように3者の共感覚を構築するか楽しみであります!

告知:プラネタリム・コンサートを行います。

この度、プラネタリウムで音楽コンサートをさせていただけることになりました。

日時:3月19日(日)14:00〜/会場:名栗げんきプラザ プラネタリウム館

満天の星空に包まれながら、ロマンティックな神話を聞いたり、宇宙の神秘的なエピソードに耳を傾ける。そんな素敵な体験ができるのがプラネタリウムの魅力です。今回、そんなプラネタリウムでコンサートをさせていただけることとなりました。そこで星や月をテーマにした音楽をピアノと歌で演奏し、素敵なプラネタリウム体験をお届けできるように頑張りたいと思います。

クラシックにもポップスには、星や月をテーマにしたとても魅力的な作品がたくさんあります。コンサートホールで十分にロマンティックに響くところを、もしプラネタリウムの星空の下で演奏したら、きっと驚くような未知の魅力的な響きが生まれるのではないかと予想しています。

特に今年の3月は、金星食(金星が月に隠される)という珍しい天体ショーが起こるので、月と金星に想いを馳せられるように演奏曲目を選びました。天文の専門知識を持つ解説員による天文解説もあり、心地よく星と音楽に包まれるひとときをお届けできることと思います。

演奏では、作品の1音ずつの音色を大切に、プラネタリウム空間での音の響きの広がりと、さらに想像の宇宙での広がりを意識したいと思います。後半には加藤希さんも登場をお願いし【カルミナ〜歌とピアノのユニット】の演奏もします。楽しい演奏会になることを期待しています!

「恋とはどんなものかしら?」をアレンジしました。

モーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」の第2幕第3場で、主人公ケルビーノが伯爵夫人に歌う「恋とはどんなものかしら?」というアリエッタをモチーフにアレンジ曲を作りました。

初恋、悲しい恋、楽しい恋、邪魔する恋、踊りたくなる恋、…人と人が巡り合って様々な恋のドラマが起こります。

モーツァルトは、明快なメロディにのせて、”Voi che sapete che cosa e amor, donne, vedete s’io l’ho nel cor.” と歌い、少年に恋が初めて芽生えて心が惑う様子を表現しました。

今回私は、恋の悲しさ、楽しさ、何度も恋へ挑もうとするエネルギーを、ボリウッド映画の愛のダンス風の音楽へまとめました。作品はステージ演奏で発表させていただきました。発表の場をいただけたことを深く感謝申し上げます。

ミズベリングin府中2022 水辺ステージ出演

2022年7月9日(土)13時半から14時まで、「ミズベリングin 府中 2022」にカルミナが出演致します。会場は多摩川縁に特設する「水辺ステージ」です。

https://www.facebook.com/mizube634/

ミズベリングin府中2022 今回は多摩川縁の「水辺ステージ」で演奏します。

ミズベリングは、水辺の自然に集まろう!水辺の生き物を愛そう!というイベントです。7月7日午後7時7分、7という数字がゾロ目で揃った瞬間に、日本各地と世界各地をオンラインで繋いで乾杯するのがユニークな恒例となっています。初めて参加したのは2019年でした。コロナ流行以降は2021年にオンラインで開催し、今年は対面での開催を敢行します。

ミズベリング2022 演奏セットリスト

↓↓演奏の様子↓↓

https://www.facebook.com/mizube634/videos/528797095597880/

1.童謡「たなばたさま」カルミナ・アレンジ アコースティックVersion 編曲:栗林琢也

2.カルミナ「Viva la festa!」作詞:加藤希 作曲:栗林琢也

3.カルミナ「タガメの歌」作詞:加藤希 作曲:栗林琢也

4.加藤希「雨上がりのダンス」作詞作曲:加藤希 

5.童謡「たなばたさま」カルミナ・アレンジ スペイシーVersion 編曲:栗林琢也

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ミズベリング2021の様子がYouTubeでご覧いただけます。

↓↓演奏の様子↓↓

https://youtu.be/bWAoF4IgQvs?t=4955

サウンド&アート展 〜ワークショップのファシリテーターのお仕事

サウンド&アート展の制作スタッフ、音の面白さに触れる小学生対象の音楽ワークショップ・ファシリテーター、そして視覚障がい者の方たちのための音響彫刻の鑑賞ツアーガイドのお仕事を努めさせていいただきました。展覧会場はアーツ千代田3331。フランソワ・バシェの音響彫刻や明和電気のインスタレーションをはじめ、音が出る美術作品が40点集まりました。「そんな所からこんな不思議な音が出るの!?」という驚きが楽しめると思います。武満徹や一柳慧の図形楽譜、三輪眞弘のトークや、詩人の谷川俊太郎の登場する企画もありました。

カルミナ・ワンマンライブ2021「さぁ飛び立とう」〜なつかしくて あたらしくて 小さな音楽たち〜

カルミナがワンマンライブを行います!

日時は2021年2月21日(日)。会場はApia40にて。カルミナ・ワンマンライブ2021「さぁ飛び立とう」〜なつかしくて あたらしくて 小さな音楽たち〜を開催します。2020年に制作した童謡アレンジやオリジナル曲を演奏披露致します。ライブの模様はオンラインでも生配信します。歌とグランドピアノのシンプルな編成で、私たちカルミナの魅力をたっぷりお伝えできるよう頑張ります!