モダンバレエの舞台で、作品発表の場をいただきました。
コンテンポラリー精神
エレガントな美しさと難解さ、驚くほどの身体能力の高さ、ダンサーの全身に漲る緊張感に独特の魅力があるモダンバレエですが、その魅力的な舞台で作品発表をさせていただける運びとなりました。
コンテンポラリーな精神の自由を体と音楽でどのように表現するか話し合い、体を動かしたり音を出しながらコンセプトを発想し、作品を具体化していきました。
先生の、先先代の師である檜健次氏から受け継いで来られた芸術精神や、キャリアに裏打ちされた先生の気構えの確かさを感じながら、とても心地よい充実した創作が出来ました。また先生は同時並行的に、バレエ劇「アナ雪」や、生徒一人一人の作品の指導をしながら制作されており、そのバイタリティに圧倒されました。
アナログ楽器と電子楽器
コンテンポラリーの音楽は、西洋音楽の歴史が生み出した音楽の魅力的な音楽を素材としながら、なおかつ伝統や因習から離れた新しい自由な精神を切り口として、再構築して演奏できることが魅力です。
今回のようなコラボレーションでは、目標としてはダンスと音楽がコラボレートすることを目指すのですが、舞台上にて音楽がダンスの伴奏に留まるのではなく、音楽は音楽で独自に自律的で自由な精神活動を持ち、独自に音楽を展開しようとしている方が、結果的には良いコラボレーションとなります。
そこで、私は空間演出にとても適したユニークな音色と長い残響を持つ金属打楽器「シデロイロス」と、音の波形の変調をつまみ一つで簡単に行え、変化に富んだ音響を簡単に得られるモジュラーシンセ「Volca Moduler」を生で演奏することを考えました。このシンセは、音色の変調によっては騒音を出す打楽器のような音も生成できるので、その共存と合奏の可能性を追求しました。



意外な出会い
楽屋で、生徒のうちの1人の父親が楽譜を読譜していました。話を伺うと、なんとかつて拙作を演奏していただいた演奏家の方が所属する交響楽団の団員でおられるとのことでした。
とても感慨深いコラボレーションとなりました。




