造形作家、ダンサー、音楽家でのコラボレーション・パフォーマンスが終了しました。
会場となったワンデースタジオは、大泉学園北口徒歩8分のダンススタジオでした。スタジオは白子川のすぐ脇にあり、川には草が青々と茂り、水がキラキラと静かに流れていました。
そんな長閑な風景のすぐで、今回、長閑さとは一味も二味も違う作家・山本大介の展覧会が開催されていました。棘だらけの黒塗りのパイロンが会場の真ん中に据えられ、ユニークな着眼点で世相をCynicalに皮肉った笑いをテーマとする作品が展示されていました。その上、作品や会場に蓄光テープが貼り巡らされており、消灯するとサイバー空間のような異空間が現れるような演出がなされていました。そして来場者にはブラックライトが配布され、暗闇で思い思いに蓄光テープに照射して、テープを輝かせる楽しい体験型アートとなっていました。
アートとダンスと音楽のコラボレーションパフォーマンスでは、Shall we danceに着想を得た、ダンサー2名によるドラマ仕立てのダンスパフォーマンスが行われ、その中で、ダンサー伊東祐輔によるソロ・ダンス&アクトのBGMに、私のオリジナル曲「Fire Bird」「Moon Dance」を演奏致しました。
そして続くパーティで、ご来場のお客様が美術作品を囲んで作品談義をされる中、DJプレイで音楽演奏をさせていただきました。
また、最終日には、急遽クロージングパーティが行われることとなり、再びDJを務めました。なんとこの日は、ご来場していたダンサーさんと、初対面ながら即興ジャズ・セッションをしていただきました!
聴き手の皆さんが目の前に居る前で自分の音楽を演奏するのは、緊張しますが腕が鳴ります。自分のときめき、あるいは不安と緊張感が音に乗せて伝わっていくことがとてもリアルに感じられ、また同時に皆さんの気持ちの高揚のアップダウンもリアルに伝わってきます。セッションでは、演奏者とパフォーマの双方にワクワクや期待感、強い肯定感が芽生えて小さな不安や緊張感を凌駕して膨らんでいく時、最高のセッションとなります。
ダンスと音楽によって、今回のユニークな作品の展示イベントが、よりビビッドにお客様に印象付けられれば良いと思います。
この度はご来場いただきどうもありがとうございました!