カルミナ

「おはながわらった」

「お花がわらった」【カルミナ版】を制作しました。


カルミナの2人が、お互いの持ち前の才能を発揮して童謡「お花がわらった」をカヴァーしました。

カルミナの加藤希さんと、カヴァーして発表したいと思う歌を話し合い、「お花がわらった」にたどり着きました。この曲は、作詞は保富庚午、作曲は湯山昭。歌詞に「おはながわらった」という言葉が何度も繰り返されることが特徴です。

おはながわらった

おはながわらった

おはながわらった

おはながわらった

みんなわらった

いちどにわらった

おはながわらった

おはながわらった

おはながわらった

おはながわらった

みんなわらった

げんきにわらった

シンガーソングライターの加藤希さんは、歌詞に敏感です。いつも、歌の歌詞の言葉や単語の語感、その単語を口の中で発語する感じ、歌詞で歌われている情景、歌詞の作者の幸せの度合い(!)まで、想像を働かせて味わい、その上で演奏解釈を構築していきます。私もそんな姿勢に刺激され、童謡やポップスをカバーする機会に、歌詞だけを取り出してそれが持つ宇宙を味わうようにしているのですが、少しずつ、言葉には、その言葉の背景に作者の喜怒哀楽があり、言葉によって書き留めてはいますが、本当は書き留め切れないだけ大きい気持ちの広がりががあることが感じられるようになってきました。そしてまず、その気持ちを味わってみます。そしてその気持ちに寄り添ったり、そこにない方向性を考えてみたりしてみます。その作業には、歌詞の感情を読み取ると同時に、自分が今、その曲と歌詞(を生んだ感情)に取り組もうとしている自分の感情に立脚することが求められることが解って来ました。

今回私は、「笑う」という言葉から、私の感情が「喜ぶ」こと、そしてその喜びは表出し、人に伝播してさらに人を共鳴させることに思い至りました。その媒体となるものこそ「笑い声」であると考え、笑い声を編曲に持ち込むというアイディアを浮かべました。

そこで希さんに直接笑った声をお願いし、私は打楽器で「花の笑い声」を表しました。

「笑い声」をはじめ、いろいろな声色によるボイス・パフォーマンスは、希さんはお手の物。私も、オルフ・シューレワークやリトミックのワークショップで音で音以外の概念を表す感覚を培った経験があり、そんな2人の才能が次のようなカヴァーが出来上がりました。

春になり、一斉に花が咲き、花自身も咲いたことが幸せいっぱいで嬉しくて仕方なく、笑い声が溢れて止まらない様子を表現しています。聴いてくださる方にも、幸せな嬉しさが伝りますように。

オリジナル歌づくり…その②

作業所のみなさんと一緒に歌を作っています。


最近あった出来事を話してもらい、それを歌にしました。
カルミナの加藤希さんが、軽やかな声で歌ってくれました!

オリジナルの歌づくり

参加されている皆さんから、自由に言葉を発していただいて、言葉の抑揚を元にメロディを作って、みんなで歌います。頭の体操や、気分の発散、声を出して歌って体をほぐす、といった効果もあって、毎月、みなさんと楽しく取り組ませていただいています。

やり方は簡単!

今回は、井の頭公園に遠足に行ったことを歌にしました。何処にいきましたか?何がいましたか?遠足といえば、何を思い出しますか?といった質問にポンポンと意見が出て、それを歌にしました。

好きな言葉を並べて歌詞を作りますが、おおまかに、次の4種類の方向性を念頭おくと、歌詞全体にまとまりができます。

1情景描写…よく晴れた休日。夜の雨の六本木。etc.

2私の取った(取っている)行動…友達に電話した。駅まで走ってく。etc.

3摂理(季節の移り変わりなど)…別れはいつだって苦しい。雪が溶けると春。木枯らし吹いて冬。etc.

4私のやりたいこと(気持ち)…この気持ち天まで届け。今すぐ会いたい。etc.

楽しく歌を作る

思い付いたことを大きな声で歌いましょう!そのときに言葉を選ぶための隠し味として、上手に作ろうとしないように気を付けます。間違わない様にとか、均整が取れる様に、とすると発想が硬くなって、自分の発言が間違っていないかと、発想にブレーキがかかってしまいます。なので「みなさん!この際なるだけバカバカしい歌詞の、変な歌を作りましょうよ!」などと声かけすると、みなさん気持ちがほぐれて、気軽に言葉が飛び出てきます。

作業所の皆さんは、このオリジナル歌づくりを楽しんでくださっています。老若男女を問わず、創造的に何かを思い付こうとする顔は、普遍的な、とても神秘的な表情をされます。

良いアイディアを思いついた時の、ホッと安心したような表情になられたり、いたずら心に目がキラキラしたり、高揚した気分になったことが伝わってくるのを見るのは、創作を指導させていただいているときの最高の喜びです。

これからも楽しく、創造的に音楽を楽しみましょう!

鳩市11/10 レポート

カルミナの鳩市での野外演奏パフォーマンスの報告です。


11/10(日)は、良く晴れました。たくさんの若い親子連れの方たちがご来場されていました。バルーンアートや、烏天狗のパフォーマーさんがゲストに来られ、これまでにないほど明るく楽しく賑わっていました。

横笛の音に誘われるように、烏天狗が一本下駄に乗って登場!
高尾山から飛んできたそうです。

今回、カルミナは14時半から演奏をしました。「君とお出かけ」「空を飛ぶ夢」「月光微韻」「タガメの歌」というオリジナル曲を演奏致しました。「月光微韻」は、北原白秋の同名の詩にメロディと伴奏をつけたもので、日本語のひらがなの響きの美しさを聴いていただける曲です。ピアノの伴奏にもしっとりした響きを意識しながら演奏すると美しいので、演奏前は良く肩をほぐして、腕をやらわかくしなやかに使いながら演奏しました。

お客様の中には、演奏曲目がそのまま発売中のCDに収録されていると思われた方もいらっしゃったようでしたが、発売のものはパフォーマンス曲とは別の曲を収録したCDでした。当てが外れてしまって残念な気分にさせてしまったかもしれません。申し訳ありませんでした。

新作の歌を初演することと、それを再演して熟成させていくことと、そして広くお客様に告知して、音楽を聴いて楽しんでいただくことをうまく連携させ、たくさんの人と音楽を楽しむ時間を共有できるようになりたいと思います。まずはカルミナのレパートリーを少しずつ着実に増やしていくことが課題になるだろうと考えています。

11月10日(日)…鳩市にて演奏します。

野外音楽パフォーマンス

時間:2019年11月10日(日)午前の部…10時〜 午後の部…14時〜

場所:スープカレー「鳩時計」さんの店頭にて

今回は、10時からの前半の部にてタクさんのソロ音楽パフォーマンスを行います。14時からの後半の部は、ノンちゃんと合流して、二人でカルミナとして音楽パフォーマンスを行います。とても楽しみです!

産業見本市2019年 レポート

Chibitoさんのテーマソング「君とお出かけ」のお披露目です。


Chibitoさん、産業見本市2019に出展

カルミナ「君とお出かけ」をテーマソングにしていただいたChibito(チビト)さんが、10月20日(日)としまえんにて開催された産業見本市2019に出展されました。Chibitoさんは、自転車のチャイルドシートのレインカバーや蚊除けを展示されました。親子連れで来場された方がたくさん展示ブースを訪れ、興味深そうに商品を覗き込まれていました。

産業見本市2019が開催されました!
Chibitoさんの展示ブースの様子

Chibitoさんは、商品開発企画段階において、子育て中のママパパからの意見をいただき積極的に取り入れて商品を開発されています。子育て中の親御さんがいらっしゃいましたら、ぜひご意見ご要望などをChibitoさん宛てにお寄せください。Chibitoさんと一緒に夢のアイテムの商品化を実現しましょう!https://shop.chibito.jp/2(Chibitoさんのホームページ)

カッコ良いレインカバー。衝撃に負けない丈夫なフレームで出来た自慢の最新作です。
見本市の前日に工場から届きました!

カルミナ「君とお出かけ」の評判

Chibitoさんより「独特の疾走感を感じる」とご感想をいただきました。「犬のおさんぽ」「お花」「走れ風を切って」「流れる景色」といった歌詞から、自転車で走る臨場感を感じていただけたようです。産業見本市の現場では、展示会場は大勢の来場者で活気付く中、歌声がかき消されてしまうところもあったのですが、「すいすーい!」という歌詞とメロディラインは、のんちゃんの伸びやかな声と相まって良く聴き取れました。自転車を風を切って漕いでいる楽しさをイメージしながら曲を制作したので、曲を聴いた皆さんの心の中にも情景が浮かんで、皆さんが楽しい気分になっていただけたら嬉しいです。

カルミナ「君とお出かけ」がChibitoさんのテーマソングになりました♪

感想・これから

今回の産業見本市は、98団体もの企業や商店が出展されていて、来場者も多く、とても活気のあるイベントでした。展示ブースに立たれた皆さんが、自社の商品の特徴や売り出したいポイントを熱心にアピールされている姿が印象的でした。来場者の方たちも商品を手に取って、真剣に話に聞き入っている姿はとても感動的でした。そしてそれはひとえに、熱意を届けようと頑張る人の心と、その熱意を受け取ろうという人の心ががっちりと組み合ってこそ成立するのだなぁということを再認識しました。カルミナも、私たち二人の音楽への情熱を高めて、それをしっかりとお客様に届けたいなぁと強く思います。それが出来た暁には、きっと忘れられない大きな感動が起こるはずだと確信しました。

Carmina「君とお出かけ」のこと

君と二人でお出かけしたいな。そうだ。自転車でお出かけしよう!

「君とお出かけ」は、2016年にCarminaが発表した歌です。自転車にのって母と子がお出かけする情景を歌っています。メロディと歌詞は、CarminaのYasmineとTakuが共同で制作しました。この歌は、二人の音楽センスの良いところが見事に結実しています。初演以降お客様からの評判も良く、Carminaのライブ・パフォーマンスでも積極的に取り上げ、楽しく再演しています。

Yasmineのよく通る明るい声が素敵です。
息を合わせるようにして、歌を支えます。

9月の鳩市ライブを終えて

Carmina、マルシェ鳩市に参加させて頂きました。

Yasmineこと歌手の加藤希とTakuこと作曲家の栗林琢也による、歌とキーボードの音楽ユニットCarminaは、オリジナル・ソングを沢山の方にお聴き頂けることを目標に演奏活動をしています。またYasmineとTakuのソロでのオリジナル音楽の演奏パフォーマンスも行い、魅力をもっと良く知っていただけるよう、頑張っています。

さて先日9月8日(日)に、私たちCarminaは、武蔵野台にある車返団地のスープカレー屋さん「鳩時計」にて定期的に開催されるマルシェ「鳩市」にて、野外演奏パフォーマンスをさせていただきました。マルシェは、一時は台風による急な雨に見舞われたものの、終始お客様が途切れず、長閑に賑わっていました。

車返団地でのマルシェ「鳩市」の賑わい

今回私たちは、「君とお出かけ」(©️Carmina2016)と「タガメの歌」(©️Carmina2019)の再演と、YasmineとTakuが各自でソロのオリジナル曲を演奏致しました。「君とお出かけ」はCarminaの十八番で、自転車に乗って親子でお出かけをする楽しさをテーマにした明るい歌で、初演以来ずっと好評を博しています。「タガメの歌」は、初演は今年7月7日に行われた多摩川の「ミズベリング」(=水辺リング)というイベントに臨んで作った曲で、絶滅危惧種の「タガメ」のメスの生き様を通じて、生きる命の尊さを高らかに歌い上げようという意欲作です。そして、この曲は、Yasmineがタガメに成り切って歌うべく、造形作家の山本大介氏制作の「タガ面」(=タガメのお面)と、デザイナー倉本真衣氏制作のオリジナル・コスチュームを纏って歌います。こちらもパフォーマンスを大いに盛り上げてくれます。いずれの曲も皆様に楽しい愉快な気持ちになっていただける自信がある歌です。

Yasmineがタガメに成り切って熱唱。タガ面が金色に輝いていますね。
Yasmineの腰には羽根が

私たち二人とも最近Macを新調しました。そのことで各自が作成したGaragebandのデータを共有できると解ったので、今回のライブパフォーマンスでは、セットリストを1曲ずつYasmineの新品のMacbookのGaragebandファイルで作成し、1つずつファイルを開いて演奏するという方式で行いました。お互いのソロ曲の音環境の擦り合わせを計ることが出来流ようになって、今後、Garagebandでの共同制作の新曲が生まれるかも知れません。ご期待ください。

演奏後、お客様から「素敵な演奏でした」「なんか良い音楽でした」という感想をいただきました。大変嬉しいです!私たちCarminaの力だけでは、良い音楽パフォーマンスは出来ません。偏に皆様が私たちの活動やパフォーマンスのアイディアに対して、心温かい応援を寄せて下さったことが、充実した良い音楽パフォーマンスの実現に繋がりました。

皆様本当にどうもありがとうございます。まだまだ未熟なCarminaですが、皆様からの応援を励みに、もっと成長出来るよう頑張りますので、これからも温かい目で見守って頂けますよう、どうぞよろしくお願い致します。Carmina_Taku