編曲/アレンジ

ヴォーカリーズの魅力

1.声楽の創作
2.Hand to Hand
3.和声学の魅力


1.声楽
声楽の魅力をオリジナル作品にも活かしました。新しい挑戦です!

2.Hand to Hand
原曲は2023年に制作しました。冒頭のハーモニーに魅力を感じています。他にも新しい作品への展開ができそうな良い素材です。

3.和声学の実践の魅力
和声学を実際の男女の声で和弦するととても魅力的です。シンプルな4声体から音楽的にとても豊かなハーモニーが産まれます。

「Hand to Hand」Choir version,2024

〜緒方悠詠さんソロ「私へのラブソング」合唱カヴァー版を制作

ゴスペル風アレンジを制作し、作品は1200人の聴衆の前で初演されました。

1.ソロの歌を合唱へ編曲

2.ゴスペル風アレンジ


1.ソロの歌を合唱へ編曲

シンガーソングライター緒方悠詠さんのオリジナル・ソロの歌を、女性三部合唱(ソプラノとメゾソプラノとアルト)へ編曲しました。

日常の素朴な感動を語るように歌い、サビでは「私」に向かってポジティブに「ありがとう」と繰り返します。

歌うのは今年結成された合唱団の「和光響」。若々しさに溢れています。合唱は、SNSの流行による仮想の音楽が流行する中で興味深いです。

2.ゴスペル風アレンジ

リクエストは、ゴスペル風アレンジでした。力強い歌詞とテーマを、合唱団にカルミナの加藤希さんが参加して歌うことになりました。ソロではなく和音となった歌声の恩恵を隅々まで充たすように書法を凝らします。

・合唱全体の響きを厚くするため、メロディに3度下、6度上、にハモリのメロディを設けてあります。

・多人数での合唱や合奏における数理的な技巧の興を味わうため、カノンを設けてあります。

・低音を支える役目の多いパートに、主旋律を歌う場面を設けてあります。

音楽の楽しみをより深められるよう期待しています。

野外ステージでライブ演奏(Defiさんと対バンド)

1.野外ライブ演奏
2.演奏曲
3.ステージの様子


1.野外ライブ演奏

7月21日(日)に府中公園の野外ステージでライブ演奏しました。今回はDefiさんと同じ日時と場所での演奏となりました。

2.演奏曲

・「Viva la festa」
・編曲:童謡「砂山」
・「タガメの歌」 
・編曲:童謡「たこのうた」
・編曲:童謡「ちょうちょう」

・坂本九「上を向いて歩こう」(Defiさんと一緒の演奏)

3.ステージの様子

たまにカラッとした風が通り抜け、夏らしく気持ちの良い一日でした。

2バンドの歌声が公園に響きます。声に引かれて聴衆が集まって歌に聴き入っていました。

Defiさんは、ディズニー映画の歌やオリジナル曲を、音楽家・石川泰さんの伴奏で歌いました。ヴォーカルには深いリバーヴがかかっていて、神秘的でした。

木下牧子作曲・まどみちお詩「おんがく」を編曲しました

11月に予定の演奏会に向けた編曲をしました。

1.木下牧子「おんがく」を編曲
2.まど・みちおによる詩


1.木下牧子「おんがく」を編曲

・原曲は女性とピアノ版と合唱版があります。今回はソプラノとバリトンとピアノ伴奏への編曲をしました。堅実な書法で、歌い易い滑らかな音程の進行とフレーズ、優しい旋法的な転調、弱起を効果的に使ったシラブルの配置が特長の、秀れた作品です。

2.まど・みちおによる詩

・まど・みちおは、「ぞうさん」や、「やぎさんゆうびん」が有名です。
短い言葉で対象を鋭く切り取ります。その切り口はドキッとするほど瑞々しく、大宇宙の中でたった一つの奇跡に直面している事実を直感させられるかのようです。

—-

おんがく

       まど・みちお 詩

かみさまだったら

みえるのかしら

みみを ふさいで

おんがくを ながめていたい

目もつぶって 花のかおりへのように

おんがくに かお よせていたい

口にふくんで まっていたい

シャーベットのように広がってくるのを

そして ほほずりしていたい

そのむねに だかれて

—-

演奏会が楽しみです!

武満徹「小さな空」編曲を初演

友人の素敵な演奏に感激!武満徹の作品の味わいに感心!


私が編曲した歌曲、武満徹「小さな空」が、10月に関西でソプラノとバリトンの新見聡氏、ピアノ塩飽喜子さんによって初演され、11月4日(土)東京の門前仲町にあるシンフォニーサロンという音楽サロンで再演されました。

シンフォニア・サロン

プログラムにはバッハ、ヘンデル、ベッリーニ、そして木下牧子さんの朗らかな歌曲が並び、「小さな空」は最終曲に組み込まれました。演奏会が終わる寂しさに、少ししんみりとしつつも明るいワルツが印象的でした。

演奏では、私が細かく書き込んだ和音のニュアンスをしっかり表現していただきました。私が楽譜に書き込み切れなかったフレーズの段落の絶妙な間までもきめ細かく表現していただきました。再演だけにとてもゆとりのある落ち着いた充実した演奏で、会場には幸せな雰囲気が満ち溢れました。

武満徹さんの音楽は、演奏するのが楽しいと言う演奏家のファンが多いと聞きます。確かに、武満徹は国内外の演奏家と親交を持ち、作曲者と演奏者とがお互いにアイディアを出し合いながら新しい音楽を模索し初演していきました。その結果生まれる作品は、思わず意欲的に演奏したくなるような(歌いたくなるような)魅力が多分に含まれるでしょう。時には、演奏に挑戦しがいのある難易度の高い難しい曲も生まれるかも知れません。いずれにしても晴れてその曲が演奏された際は、作曲者と演奏者が双方が幸せな気持ちになり、それに立ち会う聴き手も充実した気持ちを感じ取れることでしょう。とても尊いことだなぁとしみじみ感心しました。

現代音楽を学び、音楽を作る意味・音楽を演奏する意味を模索して来ましたが、その解答の一つが正にこの充足感ではないでしょうか。今回の「小さな空」の編曲とその初演は、私にとって非常に感慨深い体験となりました。

武満徹「小さな空」/ 編曲:栗林琢也

「Japanesque Entertainment Show “RANMAN”」

「Japanesque Entertainment Show “RANMAN”」に出演させていただきました。

その公演の様子を、週間NYという新聞記事に取り上げていただきました。

非常に貴重な機会でした。この経験を糧に活動を充実させていきます!

告知 カーネギー・ホールで演奏します!

カーネギー・ホールでの演奏

このたび、カーネギー・ホール出演の機会をいただきました。またとない貴重な縁の巡り合わせに、心から感謝しています。

公演タイトル:JAPANESQUE ENTERTAINMENT SHOW

日時:2023年10月7日(日)

開演:14時~

場所:ニューヨーク カーネギー・ホール内「ザンケル・ホール」(zankel hall)

カーネギー・ホールというと、1枚のCDのジャケットを思い出します。アルバンベルク弦楽四重奏団のライブ・レコーディングのCDです。ホールの夜公演の正面玄関と、観客の様子が映っています。録音日時が3月とあります。NYの3月の平均気温は、最高気温11度、最低気温2度とのことですから、お客さんはマフラーを巻いてしっかり厚着して防寒していますね。

このCDの曲目は、以下の通りです。

シューマン「ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44」

モーツァルト「弦楽四重奏曲 第19番 ハ長調 K.465『不協和音』」

演奏:ウィーン・アルバン・ベルク四重奏団

ギュンター・ビヒラー/(第1ヴァイオリン)

ゲルハルト・シュルツ/(第2ヴァイオリン)

トマス・カクシュカ/(ヴィオラ)

ヴァレンティン・エルベン/(チェロ)

フィリップ・アントルモン(ピアノ)

録音:1985年3月11日 カーネギーホール ニューヨーク

これからこのホールに行きます!とても楽しみです。

さて、私たちの演奏曲は、日本の童謡から「あんたがたどこさ」「七つの子」と、加藤希が詩を書き私が作曲編曲した「夜明け」を予定しています。

「夜明け」は2021年2月のワンマン・ライブで初演し、先のプラネタリウム・コンサートでみなさんに披露させていただいたので、今回のカーネギー・ホールで、お客さんへの披露は3回目ということになりますが、

演奏する国が違うので、これがアメリカ初演となります!!!!!!!!!!!!

アメリカで再演する日も訪れるでしょうか…? いや再演される日が来るようにしっかりと良い演奏を納めてきます!

初演というと、これまでカーネギーホールでの世界初演は、以下のものがあります。

ずらりと歴史的な名作が並んでいます。

〜wikipediaより引用〜

https://ja.wikipedia.org/wiki/カーネギー・ホール

ニューヨークという街がたくさんの音楽家を引き寄せ、聴衆を引き寄せ、音楽史にとって重要な意味を持つことになる新作作品が誕生する瞬間を、作ってきた事実が刻まれています。

初演だけではなく、名演奏家たちも、渾身の名演を行なっています。指揮者の小澤征爾氏も2010年にガンから復帰して、カーネギー・ホールでブラームスの交響曲第1番を振っています。初演も再演も含めて、音楽という営みが進行形で行われているのを感じます。

西洋音楽の営みが、日本では教科書の中で知る、海を隔てた遠くにあるものが、教科書や国境の壁を超えて、日常の現代の一部分に1本の流れのように続いていて、生活の営みの一つとして息づいていることをひしひしと実感します。

さぁこれから、私たちはこの場に足を踏み入れることになります。とてもワクワクします。

私たちの公演は、JAPANESQUE ENTERTAINMENT SHOWといいます。以下がチラシです。

https://www.carnegiehall.org/calendar/2023/10/07/japanesque-entertainment-show-ranman-0200pm

以下が出演予定の演奏家たちです。

☆桜魁(和太鼓、三味線、篠笛、殺陣、ダンスパフォーマンス)  
☆原めぐみ(シンガー)&スランジバー(ダンスグループ)  
☆瀬戸カオリ / 山桜万理華 / 秋山美保 / 畑中梨佳(シンガー)  
☆林こずえ(シンガー)
☆ドリーマーズ (和ダンスパフォーマンスグループ)  
☆若波章柳(若浪流二代目家元/舞踊) 
☆関口満紀枝(シンガー)  
☆加藤希 栗林琢也(音楽ユニット「カルミナ」)
☆チームBON DANCE


なお、10/7.8日は、NY市内でJAPAN Fes x NewYork Ramen Contest 2023も開催されます。
https://www.japanfes.com/new-blog/2023/107east-village
有志のダンサーたちで、Bon-Dance(盆踊り)が行われる予定とのことで、
日本人をはじめ、諸外国にルーツを持つアメリカのニューヨーカーが一緒になって盆踊りを楽しめたら素晴らしいなと思います。

それでは気合を入れて行って参ります!

武満徹「小さな空」を編曲しました

武満徹の「小さな空」をソプラノとバリトンとピアノの編成に編曲しました。


武満徹「小さな空」は1962年にTBSラジオの連続ラジオ・ドラマ「ガン・キング」の主題歌として、作曲されました。黒人霊歌やウェスタン民謡を取り入れたメロディとハーモニーと、哀愁のある歌詞が心に沁みます。

親しみ易いジャズのハーモニーを使いました