11月に予定の演奏会に向けた編曲をしました。
1.木下牧子「おんがく」を編曲
2.まど・みちおによる詩
1.木下牧子「おんがく」を編曲
・原曲は女性とピアノ版と合唱版があります。今回はソプラノとバリトンとピアノ伴奏への編曲をしました。堅実な書法で、歌い易い滑らかな音程の進行とフレーズ、優しい旋法的な転調、弱起を効果的に使ったシラブルの配置が特長の、秀れた作品です。
2.まど・みちおによる詩
・まど・みちおは、「ぞうさん」や、「やぎさんゆうびん」が有名です。
短い言葉で対象を鋭く切り取ります。その切り口はドキッとするほど瑞々しく、大宇宙の中でたった一つの奇跡に直面している事実を直感させられるかのようです。
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・おんがく
まど・みちお 詩
かみさまだったら
みえるのかしら
みみを ふさいで
おんがくを ながめていたい
目もつぶって 花のかおりへのように
おんがくに かお よせていたい
口にふくんで まっていたい
シャーベットのように広がってくるのを
そして ほほずりしていたい
そのむねに だかれて
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演奏会が楽しみです!