カルミナ

(告知)キーボード・ライブを行います。

この度キーボード・ライブ〜「Encounter of Classical and New 」〜を行います。

シンセサイザー、そしてリズムマシンを用いて制作して来たオリジナル曲を、ライブ演奏でお届けするコンサートを行いたいと思います。

コンピューターの技術は、一人の人間の力では実現不可能なことをたくさん実現して来ました。音楽においても、コンピューター音楽という一ジャンルが出現し、大いに発展をしてきました。私もその恩恵を受けて、いろいろと音楽の創作のアイディアや妄想を具現化してきました。

代表的な技術として、多数の楽器の演奏を重ねて録音できる機能があります。また、複数の音色を重ねて同時に響かせるだけではなく、異なる拍子(=異なるテンポ)のリズムも重ねてポリリズムにして同時に響かせることが出来ます。そして人の手や指では演奏できないほどの高速の広範囲にわたる音程を響かせることも可能で、予測できないような音響を出現させられます。私はこうしたコンピューターの技術を利用して制作した曲を、音源としてコンテンポラリーバレエやコンテンポラリーアートで使用していただきました。耳から私の音楽を聴いていただいていて、目ではバレエのパフォーマンスや、アート作品を見ているという形です。しかし今回は、音楽を単独で鑑賞いただこうと考えています。耳から私の音楽を聴いていただき、目では、制作者の私がキーボードを演奏している姿をご覧いただきます。今までにないことで改めて自作自演の演奏の音楽性を考察しています。

どのようなライブになるかお楽しみに!

日時 2023年11月26日(日)14:00開演

場所 江古田 フライングティーポット

チケット 2,000円 + ドリンクチケット500円 

チケットの予約とお問い合わせ

piano☆kuritaku.com(⭐︎を@に置き換えて送信して下さい)

03-5555-5555(江古田 フライングティーポット)

フライヤー制作 伊東祐輔(おしゃれ紳士)

ピアノ・ライブ終了しました。

ピアノ・ライブ〜「月の光と星の響きを想う」〜は無事に成功しました!

この度10月26日(木)に、私のピアノライブを行いました。

1部に、星と月にまつわるピアノ曲を演奏し、2部に、ゲストに加藤希を迎え、カーネギーホールで演奏した曲を再演しました。

今は、無事に演奏会を開催できて、ホッとしています。

客席とピアノの距離も近く、高揚した雰囲気の中、カーネギーホールと同じかそれ以上かも!?という熱量で演奏ができました。

終演後たくさんのコメントをお寄せいただきました。

「心が動かされた!」「新鮮!」「泣けた…!」「パワーアップしたね!」などなど、皆様からの貴重なご意見ご感想に感無量です!

この経験をもとに、また良い演奏会が行えるよう精進いたします。

この度は本当にどうもありがとうございました!

プログラム

1.ギャニオン「巡り合い」

2.ラモー「悲しみの支度 星は青白く光り」〜歌劇「カストルとポルクス」より

3.ホルスト「金星」〜組曲「惑星」より

4.ドビュッシー「月の光」〜ベルガマスク組曲より

5.シューマン「星の冠」〜ファンタジー第3楽章

6.サティ「星たちの子供」より「天職」

7.宮沢賢治「星巡りの歌」

8.ヤング「Stella the Starlight」

9.マンシーニ「Moon River」

10.いずみたく「見上げてごらん夜の星を」

11.童謡「あんたがたどこさ」

12.童謡「七つの子」

13.「夜明け」(作曲:栗林琢也 / 作詞:加藤希)

(写真はお客様よりいただきました。どうもありがとうございました!)
カーネギーホールでのリハーサルの様子

「Japanesque Entertainment Show “RANMAN”」

「Japanesque Entertainment Show “RANMAN”」に出演させていただきました。

その公演の様子を、週間NYという新聞記事に取り上げていただきました。

非常に貴重な機会でした。この経験を糧に活動を充実させていきます!

ソロ・コンサートのお知らせ

2023年10月26日(木)にソロ・コンサートを開催いたします。

これまで何人かの作曲家たちと合同で新曲作曲作品の発表会を開催したり、子どものピアノ教室の成果発表としての音楽会を開催したり、歌とピアノのユニット【カルミナ】でライブを開催させていただいてきました。その活動でのピアノの使い方や、ピアノのハーモニーの使い方のセンスのユニークさをご指摘いただくことが増えてきました。そこでこの度、ピアノのソロ・コンサートを開催し、私のピアノ演奏と、私の音楽センスを一緒にお楽しみいただく機会を設けてみようと考えました!

しかし長らく私自身には、ピアノは作品の創作のための下絵や設計図のような位置付けとして捉えていて、ピアノを触りながら感じるインスピレーションが、作品へ昇華して最終的に作品の形でお客様に伝われば良いなぁと捉えていました。なので今回のピアノのソロ・コンサート計画は、私の音楽のアイディアやモチベーションを何も加工や処理をしない生のままでお見せする・お聴きいただくようなイメージがします。ちょっと不安がありますが、しかし、例えば展覧会で絵に並んで展示されている作家の遺した下絵や絵の具やパレットを鑑賞するようなイメージに近いのかも知れないとも思います。

そんなときは、【カルミナ】の相方であり素晴らしい表現者のんちゃんこと加藤希の、表現することにあくなき渇望をして止まない姿に大いに安心させられます。またプラネタリウムのイベントやラジオを通じて出会ったリスナーの方達の「音楽に触れたい」という大きな情熱も思い出しますし、その欲求たちに応えたい!もっと音を直接かき鳴らしたい!という気持ちが湧いて来ます。そう!コンサートやろう!

演奏曲目は、先日のプラネタリウム・コンサートのプログラムを中心に構成し、クラシック、ジャズ、ポップスの垣根も越えて、月と星にまつわる私の好きな曲を自由に揃え、サブタイトルは「月の光と星の響きに想う」としました。

そして音楽を奏でる率直な楽しさ、音の響きと遊ぶ楽しさ、私の音楽活動のモチベーションの原型を紹介するようなコンサートを目指します。ちょうど作曲家や画家のデッサンやスケッチを鑑賞するような、生生しいその人らしさに触れるような感覚をお楽しみいただければ、と考えています。

そして10月7日にニューヨークのカーネギーホールで発表した「夜明け」もプログラムしました。………………ということは、ということは? 

誰かスペシャルゲストが来るのかな〜っ!?来るのかな〜っ!?

ということで、皆様とお会いできるのを楽しみにしています。

「栗林琢也 ピアノコンサート Vol.1」
日時:2023年 10月26日(木)19:00開演(18:30開場)(〜約90分を予定)
会場:ミュージックバー江古田リングラツィオ

https://www.ringrazio.co.jp/

内容:クラシックからポップスまで、メロディアスなピアノ曲を演奏する予定です。
(休憩のある2部構成)
チケット:2,000円+ 600円(1 drink)(アルコール・ソフトドリンク一律)

<チケットお申し込み>下記メールアドレス、電話にて承ります。

piano@kuritaku.com(栗林)

03-5926-6737(江古田ミュージックバー リングラツィオ rin grazio)

どうぞお楽しみに!

告知 カーネギー・ホールで演奏します!

カーネギー・ホールでの演奏

このたび、カーネギー・ホール出演の機会をいただきました。またとない貴重な縁の巡り合わせに、心から感謝しています。

公演タイトル:JAPANESQUE ENTERTAINMENT SHOW

日時:2023年10月7日(日)

開演:14時~

場所:ニューヨーク カーネギー・ホール内「ザンケル・ホール」(zankel hall)

カーネギー・ホールというと、1枚のCDのジャケットを思い出します。アルバンベルク弦楽四重奏団のライブ・レコーディングのCDです。ホールの夜公演の正面玄関と、観客の様子が映っています。録音日時が3月とあります。NYの3月の平均気温は、最高気温11度、最低気温2度とのことですから、お客さんはマフラーを巻いてしっかり厚着して防寒していますね。

このCDの曲目は、以下の通りです。

シューマン「ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44」

モーツァルト「弦楽四重奏曲 第19番 ハ長調 K.465『不協和音』」

演奏:ウィーン・アルバン・ベルク四重奏団

ギュンター・ビヒラー/(第1ヴァイオリン)

ゲルハルト・シュルツ/(第2ヴァイオリン)

トマス・カクシュカ/(ヴィオラ)

ヴァレンティン・エルベン/(チェロ)

フィリップ・アントルモン(ピアノ)

録音:1985年3月11日 カーネギーホール ニューヨーク

これからこのホールに行きます!とても楽しみです。

さて、私たちの演奏曲ですが、これまでカルミナでの活動をブラッシュアップして発表することにしました。曲目は、日本の童謡から「あんたがたどこさ」「七つの子」と、加藤希が詩を書き私が作曲編曲した「夜明け」を予定しています。

「夜明け」は2021年2月のワンマン・ライブで初演し、先のプラネタリウム・コンサートでみなさんに披露させていただいたので、今回のカーネギー・ホールで、お客さんへの披露は3回目ということになりますが、

演奏する国が違うので、これがアメリカ初演となります!!!!!!!!!!!!

アメリカで再演する日も訪れるでしょうか…? いや再演される日が来るようにしっかりと良い演奏を納めてきます!

初演というと、これまでカーネギーホールでの世界初演は、以下のものがあります。

ずらりと歴史的な名作が並んでいます。

〜wikipediaより引用〜

https://ja.wikipedia.org/wiki/カーネギー・ホール

ニューヨークという街がたくさんの音楽家を引き寄せ、聴衆を引き寄せ、音楽史にとって重要な意味を持つことになる新作作品が誕生する瞬間を、作ってきた事実が刻まれています。

初演だけではなく、名演奏家たちも、渾身の名演を行なっています。指揮者の小澤征爾氏も2010年にガンから復帰して、カーネギー・ホールでブラームスの交響曲第1番を振っています。初演も再演も含めて、音楽という営みが進行形で行われているのを感じます。

西洋音楽の営みが、日本では教科書の中で知る、海を隔てた遠くにあるものが、教科書や国境の壁を超えて、日常の現代の一部分に1本の流れのように続いていて、生活の営みの一つとして息づいていることをひしひしと実感します。

さぁこれから、私たちはこの場に足を踏み入れることになります。とてもワクワクします。

私たちの公演は、JAPANESQUE ENTERTAINMENT SHOWといいます。以下がチラシです。

https://www.carnegiehall.org/calendar/2023/10/07/japanesque-entertainment-show-ranman-0200pm

以下が出演予定の演奏家たちです。

☆桜魁(和太鼓、三味線、篠笛、殺陣、ダンスパフォーマンス)  
☆原めぐみ(シンガー)&スランジバー(ダンスグループ)  
☆瀬戸カオリ / 山桜万理華 / 秋山美保 / 畑中梨佳(シンガー)  
☆林こずえ(シンガー)
☆ドリーマーズ (和ダンスパフォーマンスグループ)  
☆若波章柳(若浪流二代目家元/舞踊) 
☆関口満紀枝(シンガー)  
☆加藤希 栗林琢也(音楽ユニット「カルミナ」)
☆チームBON DANCE


なお、10/7.8日は、NY市内でJAPAN Fes x NewYork Ramen Contest 2023も開催されます。
https://www.japanfes.com/new-blog/2023/107east-village
有志のダンサーたちで、Bon-Dance(盆踊り)が行われる予定とのことで、
日本人をはじめ、諸外国にルーツを持つアメリカのニューヨーカーが一緒になって盆踊りを楽しめたら素晴らしいなと思います。

それでは気合を入れて行って参ります!

喫茶店でのカルミナの演奏の報告

喫茶店での野外演奏

先日、府中乃森珈琲店で演奏を行いました。会場となったのは、府中の森公園内の美術館の一角にある喫茶店で、ウッドデッキの野外テラス席の一角に設営したステージでした。

ちょうど前日に降った雨を吸ったウッドデッキが湿って柔らかい感触でした。またぐるりにローズマリーの茂みがあり、爽やかな香りがただよっていました。

そして以下の曲目を加藤希の歌と私のピアノによって演奏しました。

1.Tea for Two (二人でお茶を)

2.金子みすゞの詩「をかしかひ(お菓子買い)」「をかし(お菓子)」

3.童謡「雨降り」

4.カルミナ「君とお出かけ」

5.加藤希「雨あがりのダンス」

6.坂本九「上を向いて歩こう」

当日は加藤希のお嬢さまが遊びに来て音楽に参加してくれました。おかげで終始笑いのある賑やかな演奏となりました。

野外演奏だったため、会場の横を散歩中の方がこちらの様子を伺ったり、足を止めて曲に耳を傾けてくださることもあって、とても気持ちが良かったです。

聞きに来てくださった友だち、お店にいらしたお客様、私たちカルミナの演奏にたくさん拍手をいただきまして本当にどうもありがとうございました。

プラネタリウム・コンサートは無事に終わりました。

 この度、名栗げんきプラザにて、2020年、2021年に続き、プラネタリウム・コンサートが開催され、そこで音楽を演奏する機会をいただき、クラシック・ピアノ曲、ポップス・ソング、オリジナル・ソングをプラネタリウムの投影と合わせながら演奏させていただきました。そして3月の春の星座や惑星や天文解説、手作り楽器の合奏というプログラムを、スタッフの皆さんとお客様とで一緒に作り上げることが出来ました。貴重な経験をどうもありがとうございました。

 コンサートのプログラムの前半は、3/24日に金星食という天文現象が起こることに注目し、ドビュッシーの「月の光」とホルストの「金星」を中心に考えました。後半は、お客様も一緒になって楽しむ曲として、カルミナ・オリジナル曲「空を飛ぶ夢」とJ-POPでadoの「新時代」を中心に考えました。そして場面が夕方から夜になり、夜が明けて昼間へ移り変わり、しっとりした曲から活発な曲になるという流れを持った構成のプログラムで、最後はみんなで楽器を鳴らして音楽演奏をして盛り上がりました。プラネタリウムの投影機は、鮮明で迫力ある大宇宙を投影することが出来ました。赤や緑の照明やステンドグラスや草原、SF風の未来都市の投影によって、華やいだライブ空間を演出していただきました。

こちらで埼玉県立名栗げんきプラザさんのブログがご覧になれます。
https://bit.ly/3z15TnD

 何よりも、コンサートに足を選んで下さったお客様には、心から深く感謝致します。休憩中や開演時間までの待ち時間に、客席を回ってお客様に声掛けをさせていただきました。その際、お客様がこちらの問いかけに快く応えてくださり、お互いの緊張感がほっと緩んで和やかな雰囲気になりました。アガってしまったり、演奏中はピアノの譜面台からiPadが墜落して鍵盤にぶつかるハプニングがあったりしましたが、皆さん温かい拍手を送ってくださいました。その温かい応援をいただけたことがとても嬉しく、一期一会のベストなパフォーマンスを目指して演奏させていただきました。

 そんなコンサートの制作期間は約一年に渡るものでした。スタッフの皆さんと話し合いを進めていくにつれて、少しずつパズルのピースがはまっていくようにコンサートの全体像が少しずつ明らかになっていきました。当日、スタッフの皆さんがそれぞれ1年に渡って保ち続けてきた「感動体験を届けるぞ!」というモチベーションが会場で一斉に爆発するような感じがあり、それは言葉にならない感動でした。

 今回は、プラネタリウム・コンサートに出演させていただき本当にどうもありがとうございました。

「おはながわらった」

「お花がわらった」【カルミナ版】を制作しました。

おはながわらった【カルミナ版】

カルミナの2人が、お互いの持ち前の才能を発揮して童謡「お花がわらった」をカヴァーしました。

カルミナの加藤希さんと、カヴァーして発表したいと思う歌を話し合い、「お花がわらった」にたどり着きました。この曲は、作詞は保富庚午、作曲は湯山昭。歌詞に「おはながわらった」という言葉が何度も繰り返されることが特徴です。

おはながわらった

おはながわらった

おはながわらった

おはながわらった

みんなわらった

いちどにわらった

おはながわらった

おはながわらった

おはながわらった

おはながわらった

みんなわらった

げんきにわらった

シンガーソングライターの加藤希さんは、歌詞に敏感です。いつも、歌の歌詞の言葉や単語の語感、その単語を口の中で発語する感じ、歌詞で歌われている情景、歌詞の作者の幸せの度合い(!)まで、想像を働かせて味わい、その上で演奏解釈を構築していきます。私もそんな姿勢に刺激され、童謡やポップスをカバーする機会に、歌詞だけを取り出してそれが持つ宇宙を味わうようにしているのですが、少しずつ、言葉には、その言葉の背景に作者の喜怒哀楽があり、言葉によって書き留めてはいますが、本当は書き留め切れないだけ大きい気持ちの広がりががあることが感じられるようになってきました。そしてまず、その気持ちを味わってみます。そしてその気持ちに寄り添ったり、そこにない方向性を考えてみたりしてみます。その作業には、歌詞の感情を読み取ると同時に、自分が今、その曲と歌詞(を生んだ感情)に取り組もうとしている自分の感情に立脚することが求められることが解って来ました。

今回私は、「笑う」という言葉から、私の感情が「喜ぶ」こと、そしてその喜びは表出し、人に伝播してさらに人を共鳴させることに思い至りました。その媒体となるものこそ「笑い声」であると考え、笑い声を編曲に持ち込むというアイディアを浮かべました。

そこで希さんに直接笑った声をお願いし、私は打楽器で「花の笑い声」を表しました。

「笑い声」をはじめ、いろいろな声色によるボイス・パフォーマンスは、希さんはお手の物。私も、オルフ・シューレワークやリトミックのワークショップで音で音以外の概念を表す感覚を培った経験があり、そんな2人の才能が次のようなカヴァーが出来上がりました。

春になり、一斉に花が咲き、花自身も咲いたことが幸せいっぱいで嬉しくて仕方なく、笑い声が溢れて止まらない様子を表現しています。聴いてくださる方にも、幸せな嬉しさが伝りますように。

オリジナル歌づくり…その②

作業所のみなさんと一緒に歌を作っています。

最近あった出来事を話してもらい、それを歌にしました。
カルミナの加藤希さんが、軽やかな声で歌ってくれました!

オリジナルの歌づくり

参加されている皆さんから、自由に言葉を発していただいて、言葉の抑揚を元にメロディを作って、みんなで歌います。頭の体操や、気分の発散、声を出して歌って体をほぐす、といった効果もあって、毎月、みなさんと楽しく取り組ませていただいています。

やり方は簡単!

今回は、井の頭公園に遠足に行ったことを歌にしました。何処にいきましたか?何がいましたか?遠足といえば、何を思い出しますか?といった質問にポンポンと意見が出て、それを歌にしました。

好きな言葉を並べて歌詞を作りますが、おおまかに、次の4種類の方向性を念頭おくと、歌詞全体にまとまりができます。

1情景描写…よく晴れた休日。夜の雨の六本木。etc.

2私の取った(取っている)行動…友達に電話した。駅まで走ってく。etc.

3摂理(季節の移り変わりなど)…別れはいつだって苦しい。雪が溶けると春。木枯らし吹いて冬。etc.

4私のやりたいこと(気持ち)…この気持ち天まで届け。今すぐ会いたい。etc.

楽しく歌を作る

思い付いたことを大きな声で歌いましょう!そのときに言葉を選ぶための隠し味として、上手に作ろうとしないように気を付けます。間違わない様にとか、均整が取れる様に、とすると発想が硬くなって、自分の発言が間違っていないかと、発想にブレーキがかかってしまいます。なので「みなさん!この際なるだけバカバカしい歌詞の、変な歌を作りましょうよ!」などと声かけすると、みなさん気持ちがほぐれて、気軽に言葉が飛び出てきます。

作業所の皆さんは、このオリジナル歌づくりを楽しんでくださっています。老若男女を問わず、創造的に何かを思い付こうとする顔は、普遍的な、とても神秘的な表情をされます。

良いアイディアを思いついた時の、ホッと安心したような表情になられたり、いたずら心に目がキラキラしたり、高揚した気分になったことが伝わってくるのを見るのは、創作を指導させていただいているときの最高の喜びです。

これからも楽しく、創造的に音楽を楽しみましょう!

鳩市11/10 レポート

カルミナの鳩市での野外演奏パフォーマンスの報告です。

11/10(日)は、良く晴れました。たくさんの若い親子連れの方たちがご来場されていました。バルーンアートや、烏天狗のパフォーマーさんがゲストに来られ、これまでにないほど明るく楽しく賑わっていました。

横笛の音に誘われるように、烏天狗が一本下駄に乗って登場!
高尾山から飛んできたそうです。

今回、カルミナは14時半から演奏をしました。「君とお出かけ」「空を飛ぶ夢」「月光微韻」「タガメの歌」というオリジナル曲を演奏致しました。「月光微韻」は、北原白秋の同名の詩にメロディと伴奏をつけたもので、日本語のひらがなの響きの美しさを聴いていただける曲です。ピアノの伴奏にもしっとりした響きを意識しながら演奏すると美しいので、演奏前は良く肩をほぐして、腕をやらわかくしなやかに使いながら演奏しました。

お客様の中には、演奏曲目がそのまま発売中のCDに収録されていると思われた方もいらっしゃったようでしたが、発売のものはパフォーマンス曲とは別の曲を収録したCDでした。当てが外れてしまって残念な気分にさせてしまったかもしれません。申し訳ありませんでした。

新作の歌を初演することと、それを再演して熟成させていくことと、そして広くお客様に告知して、音楽を聴いて楽しんでいただくことをうまく連携させ、たくさんの人と音楽を楽しむ時間を共有できるようになりたいと思います。まずはカルミナのレパートリーを少しずつ着実に増やしていくことが課題になるだろうと考えています。