2019年 9月 の投稿一覧

Carmina「君とお出かけ」のこと

君と二人でお出かけしたいな。そうだ。自転車でお出かけしよう!

「君とお出かけ」は、2016年にCarminaが発表した歌です。自転車にのって母と子がお出かけする情景を歌っています。メロディと歌詞は、CarminaのYasmineとTakuが共同で制作しました。この歌は、二人の音楽センスの良いところが見事に結実しています。初演以降お客様からの評判も良く、Carminaのライブ・パフォーマンスでも積極的に取り上げ、楽しく再演しています。

Yasmineのよく通る明るい声が素敵です。
息を合わせるようにして、歌を支えます。

造形作家・山本大介氏のこと

~モダンアートにおけるパンク性~

造形作家・山本大介氏とのコラボ作品、それがPunk Pylonです。

山本氏とは、彼は彫刻の分野で、私は音楽の分野で、アートの歴史を学び、スキルや書法を学び、美学を学び、行事としての作品制作と発表に取り組みながら、現代芸術(モダンアート)とは何か?を模索していましたが、私たちの共通の関心は「Punk」(パンク)でした。

真面目な私たちは、二人とも大学のカリキュラムには無い事柄に関心が高く、彫刻における石や木、ブロンズや粘土といった素材ではない彫刻作品に対して、音楽におけるロックやパンク、エレクトロやテクノ、ジャズやボサノバ音楽に対して、アカデミズムはどんな評価を与えるのだろうか?という疑問を共に抱いていました。

思い出されるのが、クエンティン・タランティーノの「Kill Bill」シリーズや、「ターミネーター」シリーズが公開されると二人で映画館に赴き、独特の「B級」テイストと呼ばれる雰囲気を心ゆくまで味わい、これらの作品や監督への高い評価は一体どこから来るのかを議論するのが、とても心地良い楽しみでした。

そしてお互いにいつか自分たちの作品でも、タランティーノのような評価を獲得しようぜ!と誓い合い、彫刻と作曲の制作活動を続けながら機を伺ってきました。そしてついに初のコラボレーションが実現したのが、“Punk Pylon”です。

Punk Pylon(©︎山本大介 2019)
藤屋画廊にて
Punk Pylon(©︎栗林琢也 2019)

私にとっては、自分の音楽の枠を打ち壊すような曲となりました。枠を壊すといっても、悩み苦みながらでは無く、わんぱくな悪ガキが痛快ないたずらをするような、ある種の露悪的なイメージや、破壊神が降りてきたようなイメージで、楽しみながら曲を作っていきました。それが出来たのは、お互いに認め合う関係があってこそ出来ました。これからも面白いコラボレーションをして行きましょう。

以下のYoutubeのサイト内にて、Punk Pylonのプロモーション映像がご覧いただけます。

https://youtu.be/pd5qCTGq9j4(Punk Pylonプロモーション映像)

以下のサイトにて山本大介氏が自身の作品を販売しています。    どうぞご覧ください。

https://kesuida.thebase.in(Base内 山本大介氏のページ)

9月の鳩市ライブを終えて

Carmina、マルシェ鳩市に参加させて頂きました。

Yasmineこと歌手の加藤希とTakuこと作曲家の栗林琢也による、歌とキーボードの音楽ユニットCarminaは、オリジナル・ソングを沢山の方にお聴き頂けることを目標に演奏活動をしています。またYasmineとTakuのソロでのオリジナル音楽の演奏パフォーマンスも行い、魅力をもっと良く知っていただけるよう、頑張っています。

さて先日9月8日(日)に、私たちCarminaは、武蔵野台にある車返団地のスープカレー屋さん「鳩時計」にて定期的に開催されるマルシェ「鳩市」にて、野外演奏パフォーマンスをさせていただきました。マルシェは、一時は台風による急な雨に見舞われたものの、終始お客様が途切れず、長閑に賑わっていました。

車返団地でのマルシェ「鳩市」の賑わい

今回私たちは、「君とお出かけ」(©️Carmina2016)と「タガメの歌」(©️Carmina2019)の再演と、YasmineとTakuが各自でソロのオリジナル曲を演奏致しました。「君とお出かけ」はCarminaの十八番で、自転車に乗って親子でお出かけをする楽しさをテーマにした明るい歌で、初演以来ずっと好評を博しています。「タガメの歌」は、初演は今年7月7日に行われた多摩川の「ミズベリング」(=水辺リング)というイベントに臨んで作った曲で、絶滅危惧種の「タガメ」のメスの生き様を通じて、生きる命の尊さを高らかに歌い上げようという意欲作です。そして、この曲は、Yasmineがタガメに成り切って歌うべく、造形作家の山本大介氏制作の「タガ面」(=タガメのお面)と、デザイナー倉本真衣氏制作のオリジナル・コスチュームを纏って歌います。こちらもパフォーマンスを大いに盛り上げてくれます。いずれの曲も皆様に楽しい愉快な気持ちになっていただける自信がある歌です。

Yasmineがタガメに成り切って熱唱。タガ面が金色に輝いていますね。
Yasmineの腰には羽根が

私たち二人とも最近Macを新調しました。そのことで各自が作成したGaragebandのデータを共有できると解ったので、今回のライブパフォーマンスでは、セットリストを1曲ずつYasmineの新品のMacbookのGaragebandファイルで作成し、1つずつファイルを開いて演奏するという方式で行いました。お互いのソロ曲の音環境の擦り合わせを計ることが出来流ようになって、今後、Garagebandでの共同制作の新曲が生まれるかも知れません。ご期待ください。

演奏後、お客様から「素敵な演奏でした」「なんか良い音楽でした」という感想をいただきました。大変嬉しいです!私たちCarminaの力だけでは、良い音楽パフォーマンスは出来ません。偏に皆様が私たちの活動やパフォーマンスのアイディアに対して、心温かい応援を寄せて下さったことが、充実した良い音楽パフォーマンスの実現に繋がりました。

皆様本当にどうもありがとうございます。まだまだ未熟なCarminaですが、皆様からの応援を励みに、もっと成長出来るよう頑張りますので、これからも温かい目で見守って頂けますよう、どうぞよろしくお願い致します。Carmina_Taku